「底地」とは?ニーズ・プラスの底地への取り組み

底地を所有している地主さん・底地を相続する予定の地主さんのご家族の中に、こんなお悩みを抱えている方はいますか?

  • 底地の収益性が低い。売却するべきだろうか…
  • 底地を相続する予定だけど、底地についてよく知らない…
  • 借地人さんが交渉に全く応じてくれない…
  • 底地の管理が面倒。もう売却したい!
  • 底地の相続税が払えない…
  • 底地を買う人なんているの?
  • そもそも自分の底地をいくらで売却できるの?
  • 不動産業者に底地について相談したかったのに断られた。誰に相談すればよいの?
困っている地主さんのイラスト

こんなお悩みを抱えている方は多いです。

ニーズ・プラスは底地のプロフェッショナルとしてあなたのお悩みを解決します。

「底地」とは

「貸地」とも呼ばれる「底地」。「底地」を理解するには「底地権」「借地」などの単語も理解する必要があり非常に複雑です。また底地について少しは知っているけど「底地と借地って何が違うの?」「底地に関する法律があるの?」といった疑問がある人もいると思います。

そんな「底地」の意味について基礎的なことから徹底的に解説します。

底地とは?

「底地」とは、地主さん(土地の所有者)が貸している土地のことです。

土地の権利を2つに分けると(1)土地の所有権(2)土地の利用権(借地権)に分けられますが、借地権が借地人さん(土地を借りている人)にある状態の土地という言い方もできます。

底地の地主さんは「土地をもっているにも関わらず、その土地の利用権がない」という特殊な状態になっているということです。このことがさまざまな悩みを生んでしまいます。

底地に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

「底地」とは?「借地」「更地」との違い

底地権とは?

土地の権利は(1)土地の所有権と(2)土地の利用権(借地権)に分けられますが、土地の所有権のことを「底地権」と言います。つまり地主さんが底地に対して持っている権利が底地権です。

底地権を持つ地主さんは、土地を借りている人(借地人さん)から賃料を得ることができます。しかし固定資産税・相続税・所得税は、底地権を持っている地主さんが払わなければなりません。

底地権に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

底地権について

底地権者とは?

土地の所有権(底地権)を持つ人のことを「底地権者」と言います。つまり底地権者とは地主さんのことです。逆に土地の利用権(借地権)を持つ人のことを「借地権者」と言います。つまり土地を借りている人が借地権者です。

底地権者と借地権者の間にしばしば問題が生じてしまうのが、底地のデメリットの一つとなっています。

借地とは?底地との違い

借地とは地主さんから借りている土地のことです。地主さんから見たら貸している土地は「底地」ということになり、土地を借りている人(借地人さん)から見たら借りている土地は借地になります。

同じ土地を指しているのに視点が異なると別の呼び方となるので混同してしまいがちな単語です。

借地に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

借地権とは

借地借家法とは?

借地借家法は、簡単に説明すると借地人さんと借家人さんを保護するための法律です。

借地借家法は具体的には(1)契約期間と(2)契約の更新について定めています。底地の問題の一つは、借地借家法によって借地人さんの権利が非常に強いということです。

借地借家法に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

地主さんが知っておくべき借地借家法をわかりやすく解説【弁護士監修】

底地のメリット・デメリット

  • 底地をそのまま息子に相続させてよいのだろうか…
  • 底地の収益性が低すぎる…
  • 借地人さんとの関係が悪い。もう交渉できる状態ではない
  • 土地を返して欲しい…

こんな悩みを抱えている地主さんは多いです。

そんな地主さんのために、底地のメリット・デメリットを解説します。底地のメリット・デメリットを把握した上で、相続についてご検討ください。

底地のメリット

1.多くはないが安定した収入が見込める

地主さんは借地人さんから、地代・承諾料・更新料が得られ、マンション経営のような空室リスクはありません。その意味において、底地は安定した収入が見込めます。


2.管理コスト・手間がかからない

地主さんが建物を建てて人に貸し出すことと比べると、土地のみなので建物を管理するコストや手間がかからないというメリットがあります。

底地のメリットに関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

地主さんから見た「底地」のメリット・デメリット

底地のデメリット

1.地代はとても安く、地代の値上げも難しい

借地借家法により、借地人さんは守られています。その結果地代の値上げが難しく、土地の価格の上昇を考えると地主さんにとって大きなデメリットとなります。

2.収入が手元にほとんど残らない

地主さんは底地に対して課される固定資産税を払わなければなりません。地代は値上げが難しく、固定資産税・相続税・所得税を払うと約20%未満しか残りません。

3.売却が難しい

底地にはさまざまなデメリットが存在しているため、底地を購入する人は非常に限定的になってしまいます。

4.借地人さんとの人間関係が煩わしい

「最初は地主さんと借地人さんの関係は悪くなかったのに、地主さん・借地人さんに相続が起き、それ以降関係が悪化してしまった」など、借地人さんとの人間関係を煩わしく感じている地主さんは少なくありません。

5.管理が難しい

メリットに「物を建てて人に貸し出すことと比べると、建物を管理するコストや手間がかからない」と挙げましたが、底地は管理が楽という訳ではありません。

借地人さんが増改築を行ってしまったり、更新料を払ってくれなかったりと、底地の管理は難しいです。

6.ほとんどの金融機関は底地を担保評価しない

金融機関の多くは底地を担保評価しません。底地の相続税を払う時に金融資産があれば良いですが、資産が底地だけの場合相続税を用意するのは大変です。

このように底地はデメリットが多いため、底地・借地の関係は解消すべきとニーズ・プラスは考えています。

「デメリットが多いのは分かった。しかし底地・借地の関係を解消したり、底地を売却したりするのは後進たちに全て任せる」と考えている地主さんは少なくありません。

しかし底地は地主さんご自身でないと決められないことが多いものです。底地の相続を検討してみて「底地はデメリットが多いな。。。」とご判断されたのであれば、ご自身の手で売却することをおすすめします。

底地のメリット・デメリットに関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

貸地をとりまく問題

底地を売却する

底地は地主さんにとってデメリットが多いということを説明しましたが、それでは底地はどうやって売却すれば良いのでしょうか?底地の売却に関して徹底的に解説します。

底地の売却の仕方

底地は売却が難しく、売却先は非常に限定的です。そんな底地を売却するには3通りの売却先が考えられます。

  1. 借地人に売却する
  2. 借地人さんから借地権を買い取る等して土地を完全所有化し、第三者に売却する
  3. 底地の専門業者に売却する

また、単に売却するだけでなく「借地権と底地の一部交換によって土地を二分割し、完全所有権化する」といった方法もあります。

底地の売却の仕方に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

底地売却で損しないためのポイント|買取相場より高く売るコツは?

評価額はどう決まる?底地の査定

底地の売却を検討するには、何よりも「底地がいくらで売れるか」が気になりますよね。

底地の売却金額を算出する場合は、底地が更地だった場合の評価額を出す必要があります。更地評価額は以下の式で求めることができます。

路線価×奥行価格補正率×地積

この式で判明した更地評価額に割引率をかけることによって、底地の売却額を算出することができます。

底地評価額に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

底地売却で損しないためのポイント|買取相場より高く売るコツは?

底地の評価額と相続税

「底地を売却しよう」と考えるタイミングとして多いのは、相続が発生するタイミングです。相続税がどれくらいかかるか把握した上で相続するか判断してください。

国税庁が定めた相続税評価額(路線価)を使うと底地の評価額(相続税や贈与税の算出基準)が分かります。底地の評価額は以下の式から求めることができます。

底地が更地だった場合の値段×(1-借地権割合)=底地の評価額

底地評価額に関して、以下のコラムで詳しく解説しています。

底地の評価額とは?

底地の買取はニーズ・プラスにお任せください

底地はデメリットが多く、多くの地主さんがお悩みを抱えています。相続のことを見据えて、最良の選択を考えてみてはいかがでしょうか。ニーズ・プラスはそんな地主さんのお手伝いをいたします。

底地を専門に扱う不動産業者

底地を専門に扱う不動産業者

底地は、権利関係が複雑で、地主さんと借地人さんの関係が悪くなってしまっていることも多々あります。そんな底地に関する問題を解決するには、底地の専門的な知識と経験を持った不動産業者を選ぶことをおすすめします。

ニーズ・プラスは底地に関するさまざまな問題を解決してきました。底地に関してお悩みの方は、ニーズ・プラスにご相談ください。

底地の買取

底地の買取

ニーズ・プラスでは底地の買取を行っています。権利関係が複雑になってしまった底地は、不動産業者によっては「買い取れない」と言われてしまうことも珍しくありません。しかしニーズ・プラスは複雑な権利関係の処理を得意としています。

また、ニーズ・プラスは地主さんと借地人さんの関係にもしっかり配慮して買取を行います。不動産業者によっては、強引に売却を行い、底地人さんと借地人さんの間にトラブルを引き起こしてしまうこともあります。土地は「売却できれば良い」という訳ではないので、ニーズ・プラスはしっかり配慮した上でご対応します。

地主様・地主のご家族へ

地主様・地主のご家族へ

ニーズ・プラスは地主様・地主のご家族に以下のようなご協力ができます。

  • 底地の買取
  • 共有問題の解消
  • 相続前の意見調整
  • 借地人さん・賃借人さんとの問題解決
  • 測量
  • 税務対策

ニーズ・プラスが地主様・地主のご家族にご協力できる内容の詳細はこちら

底地の相談ならニーズ・プラス|底地の売買・売却・買取、全部お任せください

税理士様・業者様へ

税理士様・業者様へ

「物件の立地状況が悪い」「土地の権利関係が複雑」、ニーズ・プラスはそんな土地を長年扱ってきました。そういった土地買取にお困りの税理士様・業者様はご連絡ください。

業者の方は以下の記事をご参照ください。

底地の買取業者をお探しの方へ|現状のまま高値買取します
TOP