地代と家賃の違いとは?
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相続コンサルタント会社 ニーズ・プラスコラム担当の野呂です。
何かしらの「モノ」を借りたときは、貸主にお金を支払うことが一般的です。支払うお金の名前は、何を借りるかによって異なります。
今回は、土地を貸している地主さんにとって大切な、「地代」(ちだい)と「家賃」の違いについてご説明します。
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土地賃貸借における「お金」の種類
土地や建物を借りるとき、何かしらの見返り(賃借料または賃料)を支払う契約を賃貸借契約(ちんたいしゃくけいやく)といいます。賃貸借契約には、土地や建物を貸し借りするうえで、ごく基本的なことを定めた民法と、不動産賃貸借特有の問題について定めた借地借家法という法律が適用されます。
それらの法律のなかには、「契約締結時」「建物を建てるときや建て替えるとき」「契約期間満了時・更新時」「明け渡し」の4つのフェーズでそれぞれ支払うお金に関する規定があります。
- 契約締結時…権利金、保証金
- 建物を建てるとき、建て替えるとき…地代、承諾料
- 契約期間満了時・更新時…更新料
- 明け渡し…立退き料
しかし、一部建替承諾料や更新料など、法律に規定がない賃料も存在します。
地代と家賃の定義
地代(じだい)とは
土地を借りるときに支払う賃借料のことです。基本的には、毎月借地人さんが地主さんに支払うことが多いものですが、地主さんと借地人さんとの間で取り決めれば、まとまった額を前払いしたり、分割で支払ったりすることも可能です。
参考記事:地代とは
家賃(やちん)とは
建物を借りるときに支払う賃借料のことです。地代同様、貸主と借主の合意があれば、前払いや分割払いも可能です。
地代を決めるときに必要なこと
基本的には、地主さんと借地人さんとの話し合いで決まることの多い地代ですが、言い値で決定するというわけにはいきません。
地代を決める際は、周辺地域の地代や家賃の相場はいくらなのかを把握しておく必要があります。また、今後のトラブルを避けるため、賃料の支払いが滞った場合はどうするかを、あらかじめ取り決めておきましょう。
もちろん、日頃から地主さんと借地人さん、双方で密にコミュニケーションを取ることも大事です。そうすることで、何らかのトラブルが発生しても、スピーディーな解決が図れることもあります。
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