底地を生前処分するメリットを教えてほしいです

経済的な合理性で判断する場合、底地を所有し続けるより、処分（売却）するメリットが多いといえます。

主なメリットは、以下４点です。

１）底地の売却にとまよりまった資⾦を得ることができる
資産運用の点から、権利関係が複雑で、利回りが低くなりがちな底地は最適な資産とは言いにくいです。底地を売却した資金で、優良な資産（流動性があり換金しやすい物件・収益性の高い物件など）に組み替えも可能となります。

２）相続問題、相続税の対策に有効
底地は相続すると、相続税の負担がその収益より⼤きくなりがちです。また、底地の相続⼈が複数存在する場合、利害が対⽴しトラブルが起こりやすくなります。底地を売却し現金化することでで、こうした厄介な相続の問題を解消できます。

３）税負担の軽減
⼟地の所有にかかっていた税⾦（固定資産税・都市計画税など）の⽀払い義務からの解放されます。

４）借地⼈さんとの関係を解消
借地⼈さんとの関係が良好な場合は問題ありませんが、相続により借地人さんが変更した場合のトラブル（主に人間関係）や、⼟地にかかる税⾦の値上げによって地代の値上げ交渉を⾏わなければならないなど、底地の管理は煩雑です。底地を売却することで、こうした煩わしい人間関係に悩まずにすみます。